ねこの駅長たま

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発行所:角川つばさ文庫



タイトルは一年ほど前に紹介した「猫のたま駅長」と似ていますが、今回は、たまちゃんの後ろ盾になり、たまちゃんが虹の橋を渡るまでずっとたまちゃんを支え続けてくださった、和歌山電鐵社長の小嶋光信氏が執筆なさっています。この本の特徴は、たまちゃん本人がこの世に生きた猫生を自身で振り返り、たまちゃん本人が語るという点にあります。

児童書として発売されていますが、大人が読んでも楽しく、読み終わると心が洗われる気がするそうです。曇りのない眼でにんげんを観察し、その純粋な心でにんげんを動かしていったたまちゃん、脱帽です。特に混沌とした今の世の中にあって、僕たち動物とにんげんとの共生、絆の大切さを見事に語ってくれています。

たまちゃんは、たまたま時流に乗ったねこではありません。僕は、たまちゃんは大きな使命をもって人間界に降りてきた神様のお使いだったと確信しています。そして、たまちゃんを通して廃線寸前の鉄道を、ものの見事に再生させたにんげんの皆さまについては改めて言うまでもありません。こんな素敵なお話が、日本を含め世界中の至る所で聞けるようになることを、僕は祈らずにはいられません。

僕の飼い主たちはそれぞれ、最初は軽い気持ちで書店へ行ったのですが、実際にこの本を手にし、表紙のたまちゃんの写真を見た途端、何かに吸い込まれるように買わずにはいられなかったそうです。

まだこの本を見ていない方、買っていない方も、是非お近くの書店へ行き、実際に手にとって見てくださいニャ。きっとあなたの心の奥底に潜んでいる優しい心が頭をもたげ、共感を覚えること確実です。

今はニタマちゃんがたま二世として駅長の任務についています。ニタマちゃんも頑張って!僕たちニャンコから熱いエールを送りますにゃ〜。いつか会える日まで、ニタマちゃん、お元気で!!




neko

ガンバ(2世)



平成28年7月22日



追記:

たまちゃん関連の動画はたくさんありますが、以下にその一部を紹介しておきます。



<たま駅長の子猫時代>


<たま駅長に会いに行こう>


<たま駅長にまつわる感動ストーリー>


<写真で見るかわいい「猫のたま駅長」>


<新駅長〜たま〜>