あたしの大好きなにんげんの皆様へ

皆様、あたしの死去に際し温かいお言葉、お花、食べ物等をたくさん頂きありがとうございました。

あたしは19年間(*注)のらちゃん生活を送り、晩年は飼い主の元で余生を送りました。でも今年の12月に入り左腎の腫瘍が全身に転移していることが判り、病院で治療を受けていましたが、12月24日午前6時55分先生に見守られ虹の橋を渡りました。いまは先に虹の橋を渡ったののちゃん、たーちゃん、初代ガンバ君、ダーリン、それからその他多くのねこちゃんたちと再会を果たし、思いっきり広い野原を走り回っています。虹の橋を渡ってから体はどこも痛くはありませんし、大嫌いな点滴も必要がなくなりほっと一息ついています。

闘病中、あたしを陰に日向に応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。にんげんの皆様から頂いた大きな宝物(愛情)を胸に刻み、あたしは自分の猫生をまっとうすることができました。どんなに感謝しても言葉に表すことはできません。

今度はあたしが皆様に恩返しをしますね。皆様それぞれの今後の長い道のりで困った時、悲しくなった時、「さっちゃん!」と呼んでくださいネ。あたしはすぐ駆けつけるよ。いま感謝を込めてこの手紙を飼い主に託します。

さっちゃん
平成25年12月27日


(*注)

2年前に偶然、さっちゃんの娘を引き取って育てているという方に出会いました。その方の話では、さっちゃんは1歳の時に一度出産しており、その後当時の飼い主の方がさっちゃんに避妊手術をさせたということです。(この話は、他の人も同じことを話していらっしゃるので間違いないと思います。)その時、その子供の年齢を聞き、他の人に確認することなく、さっちゃんの年齢を今年で21歳としました。ところが、後からさっちゃんは23〜24歳のはず、と主張する方が何人か出てきました。またボランティアさんの中にも、さっちゃんの外猫生活は20年以上ではないかと主張する方も出てきて、実際の年齢についてはわからなくなりました。でもさっちゃんは長生きしたことだけは確かなので、メニューの文章に食違いが出た場合はどうかご容赦願います。


neko1