● |
たーちゃん(♂、死亡時18歳)
たーちゃんは、昨年の年末からあたしと一緒の家に住むことになりました。当時たーちゃんは、千葉県某市の庭園内で地域猫として暮しており、そこでは一番の人気者でした。たーちゃん目的で写真を撮りに来る人が後を絶たず、多くのブログにたーちゃんの写真や記事が掲載されました。しかし、年末に低体温症を引起し、即入院。そのまま寒い庭園へ戻ることができなくなり、あたしの飼い主に連れられてあたしの所へやってきました。その後糖尿病も併発していることが判明、定期的に動物病院で治療を受けたり往診をしてもらい、家でもインシュリンを毎日打ってもらう生活でした。今年の6月末に、あたしはたーちゃんと共にご長寿ねことして雑誌「ねこころ9月号」の取材を受け、楽しい時を過ごしました。あたしの長い猫生の中で、一番思い出のある出来事になりました。しかし、たーちゃんは8月21日の夕方、突然痙攣を起して病院へ担ぎ込まれ、翌朝そのまま先生に看取られ、虹の橋を渡ってしまいました。でもあたしはたーちゃんがどこかにいるような気がして、たーちゃんの死後しばらくはたーちゃんを探して部屋中を歩き回りました。最初はお互いにギクシャクしていましたが、たーちゃんの亡くなる1週間前から気心が知れる間柄になっていました。あたしはたーちゃんともっと一緒に暮したかった・・・今となってはこのことだけが心残りです。
 
撮影:芳澤ルミ子さん
(2013年12月17日) | |